韓国の製薬業界に、柔軟な勤務環境づくりと業務効率増大のための服装自由化の風が吹いている。
安国(アングク)薬品は最近、自由と責任を与える組織文化を広めるため、自由服装制度を施行することにした。これにより役職員は特別な服装規定がなくなり、時間、場所、状況に合わせて自由で楽な服装で勤務するようになった。
同社はこれまで毎週金曜日を「カジュアルデー」にした結果、選択的にビジネスカジュアル姿で勤務し、業務効率が上がったと説明している。自由で創意的な組織文化を強化するため、今回、全面施行に踏み切った。
テウォン製薬も先月、服装規定を全面的に改編した。服装規定は手軽で端正なビジネスカジュアルに改編し、役職員の自由度を高めた。また、毎週金曜日をカジュアルデーに指定し、ジーンズやTシャツ、運動靴など、より自由な服装を着用できるようにした。
ファーマリサーチも昨年8月、柔軟な勤務環境を整えるための服装自由化を実施した。すべての役職員は時間、場所、状況などを考慮して自由に楽な服装で出勤できる。
東亜(トンア)ソシオグループは昨年7月から服装自由制を施行している。ビジネスカジュアルという勤務服装指針を廃止した。
大熊(デウン)製薬は、2012年から業務効率性、実用性を掲げ、クールビズを施行して、社内文化として定着した。
製薬業界関係者は「社員の自由度を高めたことで、むしろ業務に集中でき、創意的な勤務のムードを作ることができるようになる」と話している。
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