2024 年 5月 4日 (土)
ホーム経済スタートアップインテリアデザイナーと顧客をマッチング…ホームスタイリングのスタートアップ (上)

インテリアデザイナーと顧客をマッチング…ホームスタイリングのスタートアップ (上)

インテリアティーチャーのホームページより©KOREA WAVE

新型コロナウイルス感染が蔓延して以降、「家」という空間が、憩いの場所であり、余暇の空間となり、事務室にもなるなど、さまざまな性格に拡張されている。それに伴い、インテリアの需要も増加している。ただ、この分野は一般には敷居の高い専門領域といえる。

韓国消費者院によると、インテリア施工に関連した被害救済申請は2017年に359件▽2018年に346件▽2019年に426件▽2020年に412件――などと、毎年着実に申請が受け付けられている。

手抜き工事による欠陥、契約と異なる施工、工事遅延、追加費用要求……。被害事例も多様化している。

消費者院は「インテリア施工は、一生に一度あるかないかの経験だが、専門業者に比べて消費者は情報が不足しており、被害を受けやすい構造」とみる。つまり、インテリア被害の根本原因が、消費者と供給者間の情報の非対称性(レモン市場) にあるという診断だ。

インテリアティーチャーのホームページより©KOREA WAVE

◇専門人材が訪問

このような慢性的な問題を解消するためにインテリア市場に参入したスタートアップがある。

スタートアップ業界に吹き荒れた冷たい投資寒波を乗り越え、最近45億ウォン規模のシリーズA投資を誘致した「インテリアティーチャー(Interior Teacher)」だ。

インテリアティーチャーは2020年に設立。ホームスタイリングの専門デザイナーと顧客をマッチングするプラットフォームを運営している。

専門デザイナーが顧客のライフスタイルと好みを聞いて、顧客に適したホームスタイリングと家具を推薦する。利用者は3次元(3D)プレビューも使うことができる。

インテリアティーチャーのホームページより©KOREA WAVE

プレミアムサービス「インテリアティーチャーブラック(Interior Teacher Black)」の場合、首席デザイナーが、歴史のあるブランド(ヘリテージ・ブランド)による家具でスタイリングする。購入後は専門人材が訪問して、配送と組み立て、設置まで一度に担う。

インテリアティーチャーの取引額は、創立1年6カ月で月額10億ウォンを突破した。

現在70人余りの専門ホームのスタイリングデザイナーが活動している。高所得者や有名人らから選ばれて有名になり、「釜山(プサン)エルシティ(Pusan Lcity)」「漢南(ハンナム)ザ・ヒル(Hannam The Hill)」「シグニエル(Signiel)」「タワーパレス(Tower Palace)」などの空間をデザインした。

©MONEYTODAY

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