韓国ネット大手ネイバーが超巨大人工知能(AI)「ハイパークローバーX」とネイバー検索を結合した新たなサービスを展開する。現在、テキスト中心の検索サービスを、AIと対話しながらイメージや音声でも簡単に情報を探し出せるようにする。
これはマイクロソフトが新しく公開したAI検索チャットボット「ビング(Bing)」に対抗するネイバーのAI検索サービス「サーチGPT」だ。韓国語に最適化した「サーチGPT」ですべての国民が簡単にAIサービスを活用できるよう支援するという構想だ。
ネイバーのサーチUSチーフサイエンティスト、キム・ヨンボム氏は2月27日、ネイバーがソウルCOEXで開催した開発者カンファレンス「デビュー」でネイバーの次世代検索技術プロジェクト「サーチGPT」を紹介した。
サーチGPTプロジェクトは、ハイパークローバーをネイバー検索に特化した検索大規模言語モデル(SearchLLM)「オーシャン(OCEAN)」を中心に活用する。
ネイバーは米オープンAI社の「チャットGPT」より韓国語を6500倍多く学習させたハイパークローバーXを7月に公開する。サーチGPTもハイパークローバーXの公開日程に合わせて商用化サービスを開始すると見られる。
キム・ヨンボム氏は「ネイバーが検索市場のパラダイムを変えネイバーの未来を導いていく次世代検索プロジェクトだ。情報の『信頼性』、ネイバーサービスとの『連結性』、効果的な情報提供のための『マルチモーダル』の3つを重点にプロジェクトを進めている」と話した。
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