韓国の外食業界を中心にアイドルマーケティングブームが起きている。フライドチキンのグプネはガールズグループ「LE SSERAFIM(ルセラフィム)」、マクドナルドは「NewJeans(ニュージーンズ)」、ピザのパパジョーンズは「IVE(アイブ)」をそれぞれモデルに抜てきした。
LE SSERAFIMは5月、ピザの新メニューの広告に登場し、グプネが催したファンサイン会では消費者と交流した。
マクドナルドはNewJeansを前面に出しながら、ハンバーガーの新メニュー発売から各種キャンペーンやグッズの披露などを通じ、消費者にアピールしている。
ただ、アイドルマーケティングはファン層を引き寄せる長所はあるが、実際の商品購入につながるとは限らない。話題になっても一過性に終わることが多い。
ある外食業界関係者は「アイドルをモデルに起用すれば、短期間でオンライン上の言及頻度数や話題性などが高まり、自ずと広報効果をあげることができる。だが、売り上げが突然上がることはない」とみる。
食品業界では「一同フディス」が健康機能食品ブランド「ハイミューン」の広報に歌手チャン・ミンホを起用し、成功した。毎日乳業の「セレックス」より遅れて市場に参入したが、勢力図を覆した。
食品メーカーの「大象(テサン)」も昨年12月、調味料チョンジョンウォンの宣伝に歌手イム・ヨンウンを抜てきして効果をあげている。今年上半期のブランドの売り上げは前年比10%以上伸びた。
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