2024 年 11月 26日 (火)
ホームライフスタイルファッション「顧客投票で服作る」…韓国ムシンサ、2025年夏シーズンのトレンドを「プレビュー」

「顧客投票で服作る」…韓国ムシンサ、2025年夏シーズンのトレンドを「プレビュー」

「25SSシーズンプレビュー」(c)news1

韓国ファッションプラットフォーム大手「ムシンサ」は、来春夏(SS)シーズンのファッショントレンドを事前に公開する「25SSシーズンプレビュー」イベントを開催し、本格的な顧客確保に乗り出している。

ムシンサは8月30日、ソウル・聖水洞(ソンスドン)にある「ムシンサスクエア聖水4」で、入店ブランドと共に「25SSシーズンプレビュー」を披露した。

このイベントは、ブランドが次シーズンに販売予定の新作デザインを事前に公開し、これを確認した顧客が投票やコメントでフィードバックを提供するという形式。ブランドが生産計画を立てる段階で、顧客の反応や予測需要を事前に分析できるようサポートすることが目的だ。

ムシンサは、国内ファッション業界で初めてシーズンプレビュー制度を導入しており、今回で3回目の開催となる。特に国内最大のファッションイベントへと成長させる戦略を掲げている。

イベント会場は、リゾート地の一軒家を連想させる外観から注目を集めた。会場には合計28ブランドの25SSシーズン未公開新作デザイン、100点以上が展示されていた。最新のファッショントレンドである「ボーダーレス」に合わせた国内デザイナーブランドの新作を確認することができ、普段から関心を持っているファッションスタイルやブランドの製品デザインを事前に見る機会が提供された。現在のファッショントレンドの核心を学ぶ場でもあった。

各製品にはQRコードが付けられており、入場時に提供されるミニカメラを使用してそのQRコードを撮影すると、製品に関する情報を確認できる仕組みだった。また、各製品に対する投票やコメントを残すことも可能だった。

単なる新製品展示に留まらず、今年は海外のセレクトショップのバイヤーも招待し、企業間取引(B2B)のセールスも連携された。ユナイテッドアローズ、ジャーナルスタンダード、アンティローザ(Auntie Rosa)など、日本のセレクトショップを含む約40社の企業バイヤー79人が前日会場を訪れ、熱気に満ちた商談会が繰り広げられた。

アンティローザの関係者は「25SSシーズンプレビューで出会ったK-ファッションブランドのデザインが、非常に自由で個性的だと感じた」とコメントした。

また、アパレル販売を手掛ける日本のベンチャー企業「ユトリ(Yutori)」は「ムシンサとのコラボレーションを検討し続けている。韓国ブランドとのコラボも是非実現したい」と強調した。

ムシンサは、シーズンプレビューイベントに「海外進出商談会」、ファッションショーなどを加え、国内最大のファッションイベントである「ファッションコンベンション」に成長させる。

ムシンサ関係者は「日本の有名セレクトショップの関係者がK-ファッションに非常に高い関心を持っていることを確認した。シーズンプレビューが韓国デザイナーブランドの実験と挑戦を支援し、ファッションエコシステムの多様性に貢献する国内代表のコンベンションイベントとして定着することを期待している」と述べた。

(c)news1

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