韓国で毎年1万人超が麻薬の投薬・流通・供給容疑で摘発されている。新型コロナウイルス感染の流行を経て、オンラインを中心に新型麻薬が20~30代を中心に広がっている。韓国はもはや「麻薬清浄国」から「麻薬危険国」になったという分析が出ている。
最高検察庁によると、捜査当局が検挙した麻薬類事犯は2017年1万4123人から昨年1万6153人に増えた。同期間押収した麻薬類は154.6キログラムから1295.7キログラムへ8倍以上増加した。麻薬犯罪の特性上、数字に表れない犯罪比率が少なくとも20~30倍、はなはだしくは100倍に達すると推定される。それゆえ、正確な集計は難しい。
捜査当局は、麻薬取引が新型コロナウイルス感染流行を経て、テレグラムやダークウェブなどオンライン・非対面方式となり、麻薬流通が潜行しているとみる。
今年4~8月、韓国麻薬退治運動本部がオンラインで麻薬不法流通・販売を摘発した事例を分析した結果、全体1949件のうち72.8%(1419件)がテレグラムを利用したことがわかった。カカオトーク10.7%(210件)、ライン4.1%(80件)、ホームページ2.1%(42件)などが続いた。
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