
結婚前に「資産家」と聞いていた夫の実家に計1億2500万ウォン(約1325万円)を貸した韓国の女性が、詐欺容疑で義父母を告訴する事件が起きた。12月2日放送のJTBCの番組「事件班長」が報じた。
30代の女性は、交際中に夫から「実家は店を経営しており、不動産も所有している」と聞き、結婚を決意した。しかし実際には、金に困っており、夫は結婚後すぐに2000万ウォン(約212万円)貸すよう求めた。
一度は断ったが、その後、「両親の店が赤字だから助けて」と懇願された女性はやむなく資金を渡した。すると次は義父母から直接金銭を要求されるようになった。
義父は「土地を売って返す」と言うので、女性は結婚前から所有していた自宅を売却し、さらに8000万ウォン(約848万円)を渡した。
だが、夫の実家の店は偽ブランド品を扱っており、義父母はブラックリストに名前が載る信用不良者だった。
夫は「結婚したなら借金も共有だ」と開き直り、義父母は女性の実家からも2500万ウォン(約265万円)を借金。最終的に返済されたのはわずか500万ウォン(約53万円)だった。ついに女性は義父母を刑事告訴した。
番組のヤン・ジヨル弁護士は「家族間の貸借は詐欺の立証が難しいが、民事訴訟による仮差し押さえなどが有効」と指摘した。
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