2024 年 12月 22日 (日)
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「視覚障害者の誤服用を減らす」…韓国製薬業界、点字を続々導入

点字表示が導入されたシンシンパスRX(写真=シンシン製薬提供)(c)NEWSIS

安全常備医薬品への点字表示義務化を2024年7月に控え、韓国の製薬業界が点字を先取りし始めた。シンシン製薬は15日、湿布薬「シンシンパスRX」に湿布薬としては初めて点字を導入すると発表。該当ブランドのうち2品目に優先して表示する予定という。

包装紙の裏面上段にそれぞれ「シンシンパスRX中」「シンシンパスRX大」と製品名と大きさを表示する。

国内で最も多くの湿布類品目を生産するシンシン製薬は、国民の正しい医薬品使用の権利のために先行導入を決めたという。

医薬品点字表示は2021年7月に改正された薬事法で義務化された。薬局はもちろん、コンビニなどでも販売される解熱剤、風邪薬など安全常備医薬品や食品医薬品安全処長が定める医薬品が対象となる。視・聴覚障害者の医薬品誤服用を減らすために点字や音声・手話変換用コードを表示しなければならない。

シンシン製薬は「湿布類の包装紙は点字を入れるため圧力を加えると損傷する恐れがあるので、点字ステッカーラベルを貼ることにした」と話した。

点字が表示されたシンシンパスRXは今月中旬から流通し、コンビニでも購入できる。

また、柳韓(ユハン)洋行も昨年2月から点字表示を始めている。他に先んじて「レピコールシリーズ」など安全常備薬に点字を入れ、視覚障害者が簡単に判断できるようにしている。

製薬業界の関係者は「誰でも差別なく医薬品を使用できるようにしたい。安全常備医薬品を皮切りに薬局流通製品まで点字表示を拡大していく」と述べた。

(c)NEWSIS

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