開店して5年になる韓国の飲食店に配達アプリで料理の注文があった。届けると、しばらくして客から払い戻しの要請が入った。「箸が入っていない。気分が悪くなり食べられない」。商品の回収も拒否された。経営者は怒りを抑えきれず、韓国のオンラインコミュニティに投稿し、怒りをあらわにした。
それによると、経営者は比較的時間に余裕のあったある金曜日の午後、3万5000ウォン(約3850円)の注文が入ったため、料理を配達員に渡した。しばらくすると配達アプリのカスタマーセンターから電話があった。「お客さんが払い戻しを要請しました。箸が入っていなかったからという理由です」という。
経営者はすぐに客に電話し「本当に申し訳ない。すぐに持っていきます。10分以内に」と伝えたが、客は「気分が悪くて食べられない。返金してほしい」と迫った。
経営者が「では、払い戻し後、食べ物は回収します」と申し出ると、客は怒った様子で「回収に来たら余計に気分が悪くなりそう。顔を合わせたくない。食べ物は私が処分する」と言い張った。
経営者は怒りをこらえきれない様子だった。
「箸を入れ忘れたことが、そんなに気分が悪くなったり怒ったりするようなことなのか。カスタマーセンターに電話するヒマがあるなら、店に電話してくれればすぐに持っていけたのに。とても腹が立つ。確かに私の過ちではある。払い戻しも理解できる。だけど食べ物を回収させないと言って怒るのはいかがなものか。間違いなく、家でおいしく食べただろう。迷惑客のブラックリストでもあればどんなにいいか」
ネットユーザーらは「食べ物を回収できなければ、払い戻しできないと言うべきだった」「トッポッキが熱いから払い戻してほしいと叫ぶ客よりも、ひどいな」といった反応を見せた。
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