韓国のユーチューバー「チェ・ウィッグ」が脱毛や薄毛に悩む人たちの自信回復につながるようなコンテンツで注目を集めている。17年間の経験に基づいているため、説得力がある。NEWSISはこのほど、チェ・ウィッグに話を聞いた。
チェ・ウィッグは19歳で脱毛が激しくなったという。「ストレスは言葉では説明できない。外出するのが嫌になるぐらいだ」といい、青春真っ盛りの20代に重荷だったことを明かした。
もともと外向的な性格だが、外出の際に帽子が手放せなくなり、集めた帽子は60個に達した。帽子をかぶれない慶弔事には出席しなかったという。
「脱毛に関する情報もなかったし、深く調べてもいなかった。軍隊を除隊後、治療しようとしたが、すでに脱毛が進んでいた」
こう回想した。
24歳の時、初めて毛髪移植手術を受けた。だが、満足できず、再移植に踏み切った。ところがそれから1年ほどして、パーマをかけてスキー場に行き、汗をかいたら途端に具合が悪くなり、すべて抜け落ちてしまったという。
今はかつら専門のユーチューバーとして活動している。最初はかつらをかぶるのがとても嫌だったらしい。それでも、コンプレックスに絶望するより、堂々と人前に出る道を選んだ。
今後、手掛けたいコンテンツがあるか?――この問いにチェ・ウィッグは「脱毛以外にはない」と力を込めて語った。
「脱毛に対する社会の認識を変えたい。悩む人が私を見て、私も治療を受けてみよう、勇気を出してみようと考えたくなるようコンテンツを提供していきたい」
こう抱負を語った。
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