2024 年 5月 18日 (土)
ホーム社会「望まない時に開く」「重すぎる」…とにかく不評の韓国の警察装備、特に警棒

「望まない時に開く」「重すぎる」…とにかく不評の韓国の警察装備、特に警棒

京畿道城南市のソヒョン駅近くに配備された警官隊(c)NEWSIS

韓国の第一線警察官から、現場でよく使う警棒(三段棒)など装備の品質がまちまちで、公務執行に支障を来たしているという声が出ている。専門家は最近、凶悪犯罪が増えているため、警察装備の品質を高める具体的な基準を設けるべきだと指摘している。

韓国警護警備学会の「危害性警察装備標準化の発展方向研究:5種の危害性警察装備を中心に」によると、現職警察など関連従事者の手錠・盾・警棒・ガス噴射機など装備満足度が5点満点で4点(満足している)を超えられなかった。

装備別の満足度は▽手錠3.706点▽盾3.588点▽警察棒3.199点▽ガス噴射機3.124点――の順だった。このアンケート調査は現役警察、警察教育生ら271人を対象とし、回答者が1点(非常に不満)から5点(非常に満足)の答えの平均を出して満足度を点数化した。

現場では警察装備の品質が良くないという不満が高い。ソウルで勤務する警察官は「三段棒が望まない時に開いて困る場合が多く、警察ベストなど他の装備も個人で買い整えた製品と比べて重くて使いにくい」と指摘する。

別の警察官は「三段棒を再び畳むためには地面に叩きつけなければならない。携帯するのに重すぎ、テーザー銃がない場合に仕方なく使う。むしろ自分で買って使った方がいいほどだ」と話した。

拳銃も複数の警察官で1丁を共有しなければならず、管理が難しいという指摘が出た。もう一人の警察官は「各部署で警察2~3人が1丁を勤務日程に従って使用している。他の部署や地区隊・交番に移動すれば、他の警察官が使っていた銃器を支給される。各警察ごとに拳銃を支給し、管理を容易にすべきだ」と話している。

(c)NEWSIS

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