2026 年 2月 17日 (火)
ホームライフスタイル「大手OTAと価格競争はしない」…韓国旅行プラットフォーム、Kコンテンツで勝負

「大手OTAと価格競争はしない」…韓国旅行プラットフォーム、Kコンテンツで勝負

ノルユニバースのイ・チョルウン代表=同社提供(c)news1

韓国の旅行プラットフォーム企業「ノルユニバース(Nol Universe)」が、巨大資本が支配するグローバルオンライン旅行会社(OTA)市場に対し、「Kコンテンツ」とファン心理を武器に挑戦状を突き付けた。

ノルユニバースは12月24日、ソウルドラゴンシティで「インサイドKバイブ」懇談会を開き、グローバル旅程プラットフォーム「ノルワールド(NOL World)」の差別化戦略と将来構想を発表した。

ノルワールドは、単なる旅行商品の販売にとどまらず、Kコンテンツを目的に訪韓するファンの「旅程」全体を設計するプラットフォームとして、2024年3月に「トリプルコリア」として始動した。最大の特徴は、公演チケットと宿泊、交通、現地体験を一体化した「プレイ&ステイ(Play & Stay)」モデルである。

戦略を説明したグローバル企画リーダーのイ・スジョン氏は「グローバルOTA市場はすでに少数の強者が占有しており、単純な価格競争では勝ち目がない」と指摘した。その上で、「ノルワールドはファンが求める体験を結びつける独自の方式により、2023年比で16倍成長し、再購入意向91%という成果を上げた」と述べた。

その象徴が「プレイ&ステイ」モデルだ。イ・スジョン氏は12月25日開催の「SBS歌謡大祭典」を例に挙げ、「全9000席のうち約8000席がノルチケットを通じて海外ファンに販売された。うち約1000席は、ソウルの主要拠点ホテルとレッドカーペット観覧特典を組み合わせたVIPパッケージだった」と説明した。

また、「フィリピンの顧客が、ノルワールドのパッケージを利用して、アイドルグループ『ゼロベースワン』の韓国、タイ、香港、台湾の4カ国・地域ツアーをすべて追いかけて観覧した事例もある」とし、「コンテンツ消費が『N回旅行』につながっていることを示している」と強調した。

技術面では、旅行特化型AI「AIノル」への集中投資を進めており、「韓国の地理に不慣れな海外ファンに最適化された動線を提供している。2026年をグローバル拡張元年とし、日本や台湾など主要地域へ展開する」との構想を示した。ノルユニバースは、こうした取り組みにより過去4年間で約1兆4000億ウォンの生産誘発効果があったと試算している。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular