韓国で最近、寒くなり、暖房需要が増えるなか、灯油価格が大幅に上がり、江原道(カンウォンド)内の脆弱階層の負担が重くなっている。
韓国石油公社の原油価格情報システム「オピネット(Opinet)」によると、11日現在で江原道内のガソリン価格は1685.12ウォンで、6月末(2155.39ウォン)より22%下落した。同期間、軽油価格も2184.49ウォンから1839.25ウォンへと16%値下がりした。
半面、灯油は6月末の1691.05ウォンから現在1584.89ウォンへと6.2%下落に止まった。特に、昨年の期間(909.23ウォン)に比べて1.5倍以上、値上がりした。
灯油価格が高いのには国際原油価格の影響が大きいという。
最近2カ月間、国際ガソリン価格は約25%下落したが、国際灯油価格は約7%の下落だ。ガソリン、軽油の場合、油類税引き下げの追加恩恵を受けているが、灯油は法上最大引き下げ幅(30%)が適用され恩恵を受けられない点も要因として作用している。
春川(チュンチョン)市練炭銀行のチョン・ヘチャン代表は「脆弱階層は生計を立てにくいのに、ガソリン価格まで上がれば負担は加重される。彼らに対する対策が必要な状況」と明らかにした。
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