2024 年 5月 18日 (土)
ホーム経済OTT「人の恋愛がお金になる」…芸能人を追い抜いた「恋愛芸能」全盛時代

「人の恋愛がお金になる」…芸能人を追い抜いた「恋愛芸能」全盛時代

「乗り換え恋愛2」ポスター(ティービング提供)©news1

韓国で今や、他人の恋愛がお金になる時代だ。恋愛芸能は「コスパ」の良い商品として注目されている。

韓国国内オンライン動画サービス(OTT)「ティービング(TVING)」によると、オリジナル恋愛芸能「乗り換え恋愛(Transit Love)2」の放送開始以来、7週連続有料加入者数1位を記録した。

昨年6月に始まった「乗り換え恋愛」は第3四半期にテレビ利用率急上昇の立役者となり、直ちにシーズン2の制作が決まった。

別の恋愛バラエティ番組「私はソロ(SOLO)」はKTのメディアコンテンツ系列会社スカイテレビ(Sky TV)のオリジナルコンテンツとして話題になった。

「私はソロ」ポスター(スカイテレビ提供)©news1

コンテンツの洪水の中でも特に恋愛芸能が脚光を浴びる理由は「代理満足」(動画などで人が楽しんでいるのを見て満足すること)と「リアリティ」のためだ。

普段からいろいろな恋愛芸能を楽しんでいるという会社員のカンさん(25)は「自分の恋愛は面倒だけど、他人の恋愛を観察するのは面白いので見ている。ある程度代理満足しながら、対岸の火事を見ている感じ」と話した。

恋愛芸能というコンテンツの形式自体は新しくないが、芸能人ではない一般人が出演するということも差別化される点として挙げられる。カンさんは「一般人の恋愛芸能は出演者の職業もいろいろで本物みたいなので、より面白い」と話した。

このような人気に支えられ、コンテンツ制作会社も恋愛芸能制作に次々参入した。OTTの成長で流通チャンネルが拡大し、これを供給できるプラットフォームが多様化したためだ。

文化評論家のチョン・ドクヒョン氏は「今やプラットフォームが多様になっているので、多くの恋愛芸能コンテンツが出てくる状況」と分析した。

©news1

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