韓国で最近、「F2E(Fan to Earn)」(アイドルを応援して稼ぐ)サービスなど、デジタル資産と連携したK-POPファン活動が増えている。F2Eは、ゲーム業界「P2E(Play to Earn)」(ゲームで稼ぐ)が発端となった「X2E(X to Earn)」(何らかの行為をして稼ぐ)生態系から派生したファン活動に基づくサービスだ。
ファンがアーティストの非代替性トークン(NFT)を購入すれば、それに伴う報償を暗号資産(仮想通貨)などで受け取るなどの構造だ。
音楽コンテンツNFTプラットフォーム企業「メタビート(Meta Beat)」は、韓国の4人組女性グループ「MAMAMOO(ママム)」の所属事務所RBW▽女性グループ「KARA(カラ)」の所属事務所「DSPメディア」▽女性グループ「OH MY GIRL(オーマイガール)」の所属事務所「WMエンターテイメント」――など9カ所のエンターテインメント企業と協力関係を結んでいる。
今月15日にはファン参加型F2Eプラットフォーム「メタビート」アプリを発売し、NFT競売・取引、トークンのステーキング(暗号資産を保有してブロックチェーンのネットワークに参加するシステム)などを提供している。ファンはプラットフォームでの活動によって「ビート(BEAT)トークン」を報償として得ることになっている。
メタビートは来年第1四半期、該当プラットフォームのPCバージョンの発売も計画している。
同社関係者は「多様なコミュニティと協力し、メタバースコンサートやファンサイン会などを構想中」と話している。今後、ペンライトや写真集、DVD、衣類、アクセサリーなど多様なオーダーメード型コンテンツのNFTを提供するといい、「ファンとアーティストとのコミュニケーションを強化する」と話している。
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