2024 年 5月 13日 (月)
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「イカゲーム」が生んだOTTシンドローム、テレビ革命の始まりか

ネットフリックスオリジナル「イカゲーム」/写真提供=韓国国際文化交流振興院

米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)にめぐり合ったK-ドラマがテレビ革命を導いている――こんな診断結果が出た。

「イカゲーム」に続き「地獄が呼んでいる」までもが、全世界の「部屋のVIP席」を占拠し、韓流ドラマが触発する「映像コンテンツ生態系の変化」にも関心が集まっている。

韓国の文化体育観光省と国際文化交流振興院は13日、「第11回韓流NOW定期セミナー」を16日にオンラインで開催すると明かした。セミナーでは、OTTを中心に再編された映像コンテンツ産業の変化と、知的財産権(IP)活性化のための方向性を示す準備が進められている。

イカゲームが生んだ現象について、既存の観点だけでは説明できないという共通の意識が形成されつつある。

英BCCは最近、「イカゲームはテレビ革命の夜明けではないか」として、テレビの歴史がイカゲームを起点に変わるだろうとの展望を示した。韓国国内でも放送学会、メディア学会、コンテンツ文化学会など、放送・コンテンツ産業界において、最近だけでも10以上のセミナーが開かれ、議論が続いている。

「イカゲーム、映像コンテンツ企業とIP」をテーマに開かれるセミナーの第1部では、韓国放送通信大のイ・ソンミン教授が「『イカゲーム』や『地獄が呼んでいる』が見せた映像コンテンツ産業の変化」について発表する。続いて、韓国文化観光研究院のキム・ギュチャン研究委員が「IP生態系と映像コンテンツ関連政策動向」をテーマに持論を展開する。

第2部では「ポストコロナ時代のIP活用と政策方案」を副題に、メディア育成を手掛ける「メディアオリ」のキム・ナリ代表や、韓国ドラマ制作社協会のペ・デシク事務局長、法務法人「セジョン」のイム・サンヒョク弁護士が参加する。グローバルOTTを通じて韓国の映像コンテンツの拡散が引き起こした変化をもとに、映像コンテンツのIP保護や規制、振興の対策について討論する。

©MONEY TODAY

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