
韓国の大手財閥企業では、オーナー一族の経営陣が「会長」に昇進するまでに平均で約18年かかることが調査で明らかになった。一方で、世代交代が進むにつれ、若年での入社と昇進スピードの加速が顕著となっている。
調査を担ったリーダーズ・インデックスによると、韓国国内の資産上位100社のうち、オーナー企業66社に所属するオーナー一族の幹部233人を分析した結果、平均29.4歳で入社し、34.6歳で初の役員、42.7歳で社長、50.6歳で会長に就任する傾向が見られた。
調査では、入社時からすでに役員としてスタートした例も28人に上り、そのうち21人が「理事」「常務補」などの中堅幹部クラス、4人が「専務」、2人が「副社長」、1人は初日から「社長」だった。
また、世代ごとの昇進スピードでは、第2世代で平均52.6歳、第3世代で49.1歳、第4世代では46歳で会長に就任しており、世代交代と共に昇進年齢は低下している。
第2世代では、最速で会長に就任したのは教保生命のシン・チャンジェ会長(72)で、43歳で入社後、わずか2年で会長に昇格。続いて、韓国大手財閥・ハンファのキム・スンヨン会長(73)は25歳で入社し、29歳で会長になっている。
第3世代では、現代百貨店グループのチョン・ジソン会長(53)が最短記録を保持。25歳で入社し、36歳になる前に会長へ就任した。
一方で、5大財閥(サムスン、現代自動車、SK、LG、ロッテ)の現会長の昇進には、比較的長い年月がかかっている。
サムスン電子のイ・ジェヨン(李在鎔)会長(57)は、23歳で入社後、会長就任まで31年4カ月。現代自動車のチョン・ウィソン(鄭義宣)会長(55)は、24歳入社から27年後に会長職に。ロッテのシン・ドンビン(辛東彬)会長(70)は、33歳で入社し、56歳で就任、23年超を要した。
これに対し、SKのチェ・テウォン(崔泰源)会長(65)は7年7カ月、LGのク・グァンモ(具光謨)会長(47)は12年で会長になっており、父の急逝などによる早期承継が要因と見られている。
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