韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が最近、青緑色の民防衛服を着て、国家非常事態に備える乙支(ウルチ)閣僚会議を主宰し、オンライン上で賛否両論が出ている。
行政安全省によると、政府は乙支演習期間、「従来の民防衛服が、防水や燃えにくさなどが求められる民防衛隊員の現場活動に合わない」として、必要な機能性を強化した新たな民防衛服を試験適用している。
民防衛服は国家非常事態や災難が発生した場合、民防衛隊員が着る服装をいう。現行の黄色い民防衛服の正確な色の名前はライム色で、30年近く着ていたカーキ色から2005年に変更したものだ。
政府は当時、注意を引く目立つ色だからとライム色に決め、山火事の鎮火や水害復旧現場などで活動する時、身体保護と実用性を考慮して今の防衛服をデザインした。しかし、これまでライム色の民防衛服が現場の状況に合わない服装だという指摘が絶えなかった。
これを受け、行政安全省は、より着用しやすく、活動しやすいデザインに変更することに決めた。
警戒・空襲・解除を象徴する民防衛ロゴも平和・市民保護を象徴する国際民防衛マークに韓国的要素を加えたロゴに替えた。
さらに丈はジャンパー型からサファリスタイルに変更し、袖口はボタン型からスナップにした。行政安全省は今後、公務員と国民を対象に意見を聞いて、現場の活動服に合わせて、季節別に異なった服を追加で導入するかなどを検討する予定だ。
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