のり巻き、薬菓、チキンなど韓国の食べ物「K-フード」が世界的に人気を集める中、外食産業のデジタル革新(DX)を支援し、K-フードのグローバル化をけん引するスタートアップがある。食材・機材仲介プラットフォーム「オーダープラス」などを運営する「エックス・バー・エックス(X bar X)」だ。
同社のパク・サンジン代表は「外食は、半導体と自動車の次に大きい産業で、韓国には世界に通じる創意的なコンテンツを持つおいしい店が多い」と評価している。
ただ、飲食店が食材や機材を購入する方法はまちまちで、価格や品質も千差万別だ。そこに着目して「オーダープラス」を立ち上げたという。
パク代表は「国内で初めて価格正札制を導入し、飲食店経営者が食材・機材を比較して注文するサービスを提供した」と説明している。オーダープラスが取り扱う商品は約17万種で、現在会員数(外食業者)は3万カ所を超える。
最近はフランチャイズ飲食店の経営管理を支援するシステムの構築にも注力した。サプライチェーン・流動性・マーケティング管理などフランチャイズ本社でする仕事をエックスバーエックスが代わりに支援する。
パク代表は「加盟店が100カ所あるフランチャイズは、同じ品質の食材をすべての加盟店に安定して供給すべきだ。オーダープラスなら最適の価格で注文できる。個別店舗の売り上げ向上や加盟店募集などマーケティング管理の支援にも力を入れている」と話している。
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