
韓国の総合エンターテインメント企業「ハイブ(HYBE)」が実質運営するファン向けコミュニティプラットフォーム「ウィバース(Weverse)」が、「オタ活」(ファン活動)と切り離せない芸能人との1対1のメッセージサービスに参入した。SMエンターテインメント系列会社「ディアユー」の「バブル(bubble)」との2強の競争が本格化する。
ハイブ系列のウィバースカンパニーは、ウィバースでアーティストとファンがメッセージをやり取りできる購読型サービス「ウィバースDM(Weverse DM)」を発売する。日本のアイドルグループ「AKB48」のウィバース入店が確定したのを機に、ウィバースDMサービスを提供することにした。
ウィバースDMは「バブル」のプライベートメッセージと同じ方式だ。ファンに芸能人と私的対話を交わすような経験を提供し、「ファンダム文化」の核心サービスになったものだ。
事実上独占状態だったバブルと事業領域が重なるなか、ウィバースは果たして、メッセージサービス導入を契機に収益性を引き上げることができるのか――。ウィバースDMは月購読型サービスで、ファンダム文化には購読を維持する特性があるため、持続的な収益が期待できるという分析がある。
SMエンターテインメントの芸能人らが最近、ハイブのプラットフォーム協力の一環としてウィバースに移っている。ハイブの関係者は「SMのアーティストらはバブルを使い続けている。ウィバースに入店してサービス全般を利用できるが、まだウィバースDMの使用計画はない」と指摘する。
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