2024 年 7月 27日 (土)
ホーム国際韓国15歳の学力、OECD最上位圏…数学・科学は日本、中国より後退

韓国15歳の学力、OECD最上位圏…数学・科学は日本、中国より後退

(c)MONEYTODAY

韓国教育省と韓国教育課程評価院はこのほど、2022年の国際学業成就度評価(PISA)の結果を発表した。韓国の15歳生徒の読解力・数学・科学の学力は経済協力開発機構(OECD)加盟国で最上位圏の水準を維持したが、数学・科学では日本と中国に後れを取った。

PISAは15歳生徒の学力を3年周期で国際比較する。2021年に予定されていたが新型コロナウイルス禍で1年延期され、今回は4年ぶりとなった。調査にはOECD加盟37と非加盟44の計81カ国・地域から約69万人が参加。韓国では86校の中・高校に通う6931人が対象となった。

PISAは平均点数の誤差を考慮し、その国が位置する可能性のある最高順位と最下位順位を公表する。韓国は数学3~7位、読解力2~12位、科学2~9位。OECD加盟国では数学1~2位、読解力1~7位、科学2~5位でだった。

韓国はすべての科目で4年前より成績が上がった。平均点は読解力515点、数学527点、科学528点で、OECD平均の読解力476点、数学472点、科学485点をいずれも大きく上回った。

全体を見ると、シンガポールが全科目でトップだった。数学ではマカオが2位、台湾と香港が3位タイ。日本と韓国がそれに続いた。

科学は日本とマカオ、台湾、韓国が上位で、読解力はシンガポールとアイルランド、日本、韓国の順だった。OECD諸国に限ると、全科目で最上位を日本が占めた。

(c)MONEYTODAY

RELATED ARTICLES

Most Popular