
韓国で9月の就業者数が1年前より30万9000人増加し、3カ月ぶりに30万人台の増加幅を記録した。増加幅の拡大は8月に続いて2カ月連続だ。ただ、半導体を中心に輸出回復が遅れている影響などで製造業の就業者数は9カ月連続の減少となった。
統計庁が13日に発表した9月の雇用動向によると、先月の就業者数は前年同月比30万9000人増の2869万8000人だった。就業者数は2021年3月から31カ月連続で増えている。
就業者数の増加幅は3月に40万人台となったが、以後は徐々に減っていた。その後、8月(26万8000人)に再び増え、9月も増加幅が拡大した。
性別では、男性が1608万4000人で前年同月比4万9000人(0.3%)増、女性は1261万4000人で26万人(2.1%)増だった。
年齢別にみると、増加したのは▽60歳以上(35万4000人)▽30代(5万6000人)▽50代(4万5000人)。20代以下は11カ月、40代は15カ月連続で減少している。
産業別では保健業・社会福祉サービス業(11万8000人、4.2%)や専門科学・技術サービス業(6万7000人、5.2%)が増加したのに対し、製造業(-7万2000人、-1.6%)、不動産業(-3万6000人、-6.4%)などが減少した。
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