2024 年 12月 27日 (金)
ホーム経済流通韓国・食料物価3年前より19%↑…食費が低所得層を圧迫

韓国・食料物価3年前より19%↑…食費が低所得層を圧迫

ソウル市内の大型マート(c)NEWSIS

不安定な果物需給と高い国際穀物価格の影響で、昨年の韓国の食料物価が3年前と比べて19%以上上昇したことがわかった。こうした食料物価の上昇は、高所得層よりも低所得層への影響が大きく、低所得層への生活支援を強化すべきだという声が出ている。

農村経済研究院の「農食品物価イシュー、診断と課題」報告書によると、昨年12月の農畜水産物消費者物価指数は2020年の同月比で19.3%上昇した。国際原材料価格や労働市場の変化による人件費の上昇、気象悪化や農畜産物疾病発生による生産量減少などが複合的に作用したとしている。

物価推移を品目で見ると、昨年12月時点の穀物と野菜の消費者物価指数はそれぞれ105.2と111.7で、全体消費者物価指数(112.7)を下回った。一方、果物の場合は、気象異変による作況不振で前年より25.7%高い143.8を記録した。

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