韓国でリボ払いの誘惑に陥る金融消費者が増えている。かつてない金利引き上げ期に、お金を手に入れることが難しくなった庶民が多くなったためだ。
リボルビング繰越残高は昨年1年間だけで1兆1798億ウォン(約1237億円)ほど増加した。カード会社の延滞リスクも同時に高まるのではという懸念が出ている。
与信金融協会によると、昨年末現在、新韓・サムスン・KB国民・現代・ロッテ・ウリィ・ハナカードなど専業カード会社7社のリボルビング繰越残高は7兆2621億ウォン(約7616億円)。1年前の6兆823億ウォンより19.4%(1兆1798億ウォン)増加した。
特に、昨年上半期に4645億ウォン増加したのに対し、基準金利引き上げの勢いが急激になった下半期には7153億ウォン増えた。
リボルビングは、カード代金の一定金額だけを先に支払い、残りは来月に回して決済するサービス。通常、最低10%を払えば、残りの残高決済を繰り越すことができる。繰越残高は利用者が決済を先送りした金額を意味する。
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