韓国政府が“煙突のない産業”と呼ばれる観光を、半導体・自動車・石油製品・自動車部品とともに「5大輸出産業」として定義し、観光競争力を引き上げることに集中する。
世界的に人気を集めているK-コンテンツを観光に取り入れ、関連する産業規制も積極的に緩和し、2027年までに外国人観光客3000万人時代を切り開くという青写真を提示した。
韓国政府はこのほど、ハン・ドクス(韓悳洙)首相主宰の「第7回国家観光戦略会議」を開き、こうした内容を盛り込んだ「第6回観光振興基本計画(2023~2027年)」を審議・議決した。
ハン首相は「悠久の文化遺産に韓流も加わり、いつにも増して観光資源が豊かだ。官民が協力して『行きたい韓国』『経験したい韓国』を作り上げていく」と述べた。
会議には、ハン首相をはじめ文化体育観光省など8つの観光関連省庁の高官や民間企業家ら約30人が参加した。パク・ボギュン(朴普均)文化体育観光相は「K-カルチャーという代替不可能な魅力を武器に、来年を観光大国に進む元年にする」と強調した。
(c)MONEYTODAY