2024 年 7月 14日 (日)
ホームライフスタイルビューティー険悪化する中国と韓国、でもK-ビューティーは中国市場を諦められない

険悪化する中国と韓国、でもK-ビューティーは中国市場を諦められない

ソウル市内のある百貨店で化粧品を試している市民(c)news1

韓国と中国の外交的な対立が高まり、中国依存度の高い韓国ビューティー業界の苦脳が大きくなっている。中国市場の鈍化でビューティー業界が北米、日本など新市場攻略に積極的に乗り出したが、売り上げに占める割合はまだ微々たる水準だ。

韓国の化粧品大手「アモーレパシフィック」の今年第1四半期の売り上げ高は9137億ウォン(1ウォン=約0.1円)で、前年同期比21.6%減少した。同期間の営業利益は59.3%減の644億ウォンだ。

同社の海外事業売り上げは、中国の売り上げ減少によるアジアでの実績鈍化で前年比16.8%減の3494億ウォンだった。アジアでの売り上げ減少の影響で営業利益も前年比36.9%減少した。

国内事業として捉えられる免税チャンネルでも、中国発の業績不振で売り上げと営業利益がともに下落した。アモーレパシフィックの全体の売り上げのうち、中国の割合は80%に達するという。

化粧品・生活用品大手「LG生活健康」も事情が変わらない。LG生活健康の第1四半期化粧品事業の売り上げは、前年同期比0.3%増の7015億ウォン、営業利益は11.3%減の612億ウォンだ。LG生活健康の中国での売り上げ割合もアモーレパシフィックと似た規模だ。

さらに、最近、韓中関係が悪化の一途を辿り、中国のリオープニング(経済活動再開)に対する期待感まで薄れ、ビューティー業界は低迷している。

中国の「C(チャイナ)ビューティー」人気と反韓感情もビューティー業界の不振を煽っている。業界では「取り返しのつかない川を渡った」という自嘲混じりの話も出てきている。

代替市場として北米、日本、欧州などが挙げられるが、中国は依然、諦められない市場だ。アモーレパシフィックとLG生活健康の北米市場の割合はそれぞれ8.9%と4.9%に過ぎず、極めて小さいためだ。

(c)news1

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