◇ゲーム業界「P2Eは『ギャンブルゲーム』ではない」
韓国政府がP2Eゲームを規制している理由は、ゲーム法第32条だ。ゲーム物を通じて獲得した成果物を、両替することはできないという条項のためだ。
これは2004年に起きた「海物語」事件を契機に制定された。
問題は、P2Eゲームと「海物語」を本当に同じギャンブル性ゲーム物として見るのか、という点だ。ゲーム業界は、P2Eは海物語ではないと線を引いた。
韓国プログラミング教育団体「ライクライオン(LIKE LION)」のイ・ドゥヒ代表は「大人の目では海物語とP2Eゲームを同じ種類と見なすが、いまゲームをしている友達は海物語が何かも知らない」と述べた。
また「P2Eと海物語は完全に生態系が異なり、グローバルゲーム会社『サンドボックス』は現在、P2Eを製作してグローバルトップ企業に向かっている。グローバル産業を海物語と見ることが残念極まりない」と話した。
オンラインゲーム開発会社ウィーメイド(WeMade)のチャン・ヒョングク代表は「ブロックチェーンゲームに対して産業界、行政、立法がともに研究して機能を把握するなど、もう少し賢く接近すればよいと思う」と忠告した。加えて「他の国々が、規律や美徳に対する考えなしにブロックチェーンゲームを許可しているわけではない。韓国も世界の流れに歩調を合わせていけばよいと、経営者として考えている」と明らかにした。
◇国会で新政権によるゲーム政策討論会
野党「共に民主党」のイ・サンホン議員と与党「国民の力」のユン・サンヒョン議員はこのほど、国会でゲーム政策方向議論のための国会政策討論会を開催する意向と明らかにした。
ユン・サンヒョン議員室関係者は「中国ゲームの版号問題、P2Eゲームのメッセージなど山積みの懸案がある」と述べ、「ユン・ソンニョル(尹錫悦)政権のゲーム政策に対する戦略と基本の枠組みを確立する必要がある」と討論会の開催背景を説明した。
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