韓国の現代自動車が2日、自動車生産職(技術職)の公開採用を実施すると発表した。新規公開採用は2013年以来10年ぶりで採用枠は400人規模だ。「平均年俸1億ウォン(1ウォン=約1円)、定年保障」などの情報が早くも出回り、すでにSNSで話題になっている。
書店ではエントリーシートの書き方や面接対策の関連書が人気だ。就職を目指す人たちの間では今回を逃せばチャンスはないという雰囲気も漂っている。
書類受付は今月12日までで、同月末に書類合格者を発表する。4月から6月初めに1次面接(人物評価)・2次面接(身体検査)などがあり、9~10月に現場や工場へ配置される。
今回の採用が関心を集めているのは好待遇のためだ。現代自動車の平均年俸は1億ウォン超と予測され、満60歳まで定年が保障される。
新車割引があり、勤続年数によって2年に一度最大30%まで割引を受けることができるうえ、20%安く新車を買える新入社員割引もある。
医療費や、3人目の子供まで大学授業料など学費も支援する。10年勤続の記念品は金7.5グラムと休暇費の支給で、20年を過ぎれば無料海外旅行の支援もある。
起亜自動車では2021年、生産職138人の採用枠に対し4万9432人が殺到した。今回の現代自動車はこれを上回ると予想されている。
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