韓国の日本旅行愛好家が集まるオンラインコミュニティに「こんにゃくゼリーカップ型2袋、機内持ち込みしました」という書き込みがあり、ほどなくしてサイト運営者によって「非公開」として処理された。韓国では、こんにゃくをゲル化剤として使ったカップ入りゼリーの持ち込みが禁じられているためだ。
韓国ではかつて、こんにゃくゼリーを食べた人が喉を詰まらせて死亡する事例が発生したため、食品医薬品安全処はゼリーの製造・加工基準を設けて管理している。関税庁も「幼児が窒息する危険があるため、カップ容器に入ったこんにゃくゼリーは通関できない」としている。
こんにゃくゼリーについて、米国は2001年、規制当局がこんにゃくゼリーの潜在的な危険性を調査し、子どもらが窒息する危険があると結論づけて輸入禁止を決めた。
欧州議会は2003年3月、暫定的にこんにゃくを含むゼリーの製造・販売・輸入禁止を決定した。同年6月にはゼリーへのこんにゃく使用禁止を明文化することを決め、加盟各国に関連規定を改正するよう勧告している。
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