2024 年 4月 20日 (土)
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文在寅氏、尹錫悦氏に「執務室移転に協力」…第2次補正予算・人事協力も「青信号」

28日午後、夕食会に臨むムン・ジェイン(文在寅)大統領とユン・ソンニョル(尹錫悦)次期大統領(大統領府提供)©news1

韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領とユン・ソンニョル(尹錫悦)次期大統領が28日、大統領府で面会し、夕食をともにしながら意見交換した。大統領府移転問題や人事権など、見解の相違のあった案件について、進展を見たという。

新型コロナウイルス感染で困難にある自営業者・小商工人に対する2次補正予算案についても必要性でもコンセンサスを得て、実務協議を続けることにした。

◇執務室移転…文在寅氏「予算協力」

次期大統領秘書室長のチャン・ジェウォン(張済元)氏は同日午後9時30分、ソウル市鍾路(チョンノ)区通義洞(トンウィドン)の政権引き継ぎ委員会で会合結果に関するブリーフィングを開いた。

ユン氏の大統領執務室移転構想についてムン大統領が「政府は今、正確な移転計画にしたがって、予算を検討し、協力すると話した」と伝えた。

チャン氏によると、大統領執務室の移転問題は「とても自然な形」で話が出た、という。この際、ムン大統領は「執務室移転地域の判断は次期政権の仕事だと思う。今、政府は正確な移転計画による予算を綿密に調べ、協力する」と述べたという。

手続きや時期に関する話はなかったという。チャン氏は「私が感じるに、実務的に時期や移転内容は共有し、大統領が協力するという話と理解した」と説明した。

チャン氏はブリーフィング後、記者団に「(執務室移転問題について)ユ・ヨンミン(兪英民)秘書室長が先に言及した」と述べた。

◇人事権も補正予算も「具体的事案を実務で協議」

大統領府の移転問題とともに、両者の主要な対立要因とされた人事権問題については、具体的な話は交わされなかったものの、雰囲気は悪くなかったという。

チャン氏は「人事問題については大統領府のイ・チョルヒ(李哲熙)政務首席秘書官と私が実務的に協議していくことにした」と述べた。

双方は、空席の2人の監査院監査委員の任命と中央選挙管理委員会常任委員などの人事権をめぐって対立してきた。

この日の夕食会で、人事権と関連した協議を約束したことから、ユン氏側が問題視する「ムン大統領による任期末での人事権の行使」はないという観測だ。

28日午後、夕食会に臨むムン・ジェイン(文在寅)大統領とユン・ソンニョル(尹錫悦)次期大統領(大統領府提供)©news1

第2次補正予算についてもコンセンサスが形成された。チャン氏は「時期など具体的な話はしなかったが、補正予算の必要性についてはお二人がコンセンサスを示した」と述べた。

◇李明博氏赦免「言及なし」

関心を集めたイ・ミョンバク(李明博)元大統領の赦免については、2人の対話のテーブルでは話題にならなかったことが確認された。「一切、言及がなかった」(チャン氏)という。

両者は政権移行期での隙のない安全保障環境づくりにも共感した。

チャン氏は「ムン大統領とユン次期大統領は安全保障問題について議論し、政権引き継ぎの過程において、国家安保と関連した問題で漏れがないよう、互いに最善を尽くして協議していくことにした」と述べた。

両者は人事権と大統領府移転問題で対立している中でも、今月24日に北朝鮮が新型・大陸間弾道ミサイル(ICBM)を試験発射すると「強く糾弾する」という一致したメッセージを出した。

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