中国で流行しているマイコプラズマ肺炎が韓国でも流行の兆しを見せている。先月、マイコプラズマ肺炎で9歳の男児が死亡しており、医療界では医薬品需給を含めた対策を早急に立てるべきだという声が上がっている。
男児はソウルの総合病院に入院していた。他の病院でマイコプラズマ肺炎菌感染と気管支炎が確認され、状態が急激に悪化したため総合病院に移送されていた。
集中治療室で気管支肺炎などの治療を受けていたが、新型コロナウイルスとアデノウイルスにも重複感染しており、10日ほどで亡くなった。
チェ・ヨンジェ大韓児童病院協会長は「首都圏を中心にマイコプラズマ肺炎重症患者が発生するなど流行の兆しを見せている。重症度の高い患者は入院しているが、単純感染患者は外来で薬物治療を受けている」と述べた。
疾病管理庁によると、218の指定医療機関でマイコプラズマ肺炎菌感染により入院した患者数は34週(8月20~26日)に43人だったが、43週(10月22~28日)には113人に増加した。43週の入院患者数は前年同期比151.1%増だ。
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