2024 年 7月 13日 (土)
ホームエンターテインメントインタビューパク・ウンビン「7カ月間、試験勉強をするようにセリフを覚えました」 (下)

パク・ウンビン「7カ月間、試験勉強をするようにセリフを覚えました」 (下)

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ヨンウが好きなクジラは、童心を呼び起こした。ドラマの合間にクジラをコンピューターグラフィック(CG)で挿入し、興味をかきたてた。

草稿にはクジラがいなかったが、PDのユ・インシク氏と脚本家のムン・ジウォン氏がヨンウのファンタジーを視覚化できる要素を考え抜いた末、選んだ素材だ。

クジラのセリフを覚える時に非常に苦労したが、視聴者として見る分には良かったという。「この地球上に、こういう生命体が生き、呼吸しているなんて……」と驚いた。

パク・ウンビンはドラマの中で、最終回でウ・ヨンウが自分を「シロイルカ(ベルーガ)の群れにまぎれ込んだイッカクのようだ」と表現した場面が最も好きだという。

「このドラマでヨンウが一番言いたかったことです。脚本を受け取った瞬間、『この話をするために、ヨンウは16話を通じて成長しなければならなかったんだ』と思いました。ヨンウがシロイルカの群れに混じったイッカクだということを認めるのが感動的でした」

写真提供=ENA©news1

ドラマでは、ヨンウは「ドタバタ・ウヨンウ」というニックネームを好んでいなかった。だが、パク・ウンビンは気に入ったそうだ。

「ただ現状を維持するのではなく、何か騒ぎを起こしてでも『現状を克服する』という意味があるのではないでしょうか。ドタバタ生きるのは悪いことだけではない、という気がしました。ドラマで多様な人間群像が出てきますが、ある意味で、ヨンウより変な人も登場します。ヨンウだけが変なのではなく、変なのが変なのではなく……。果たして人々が正常だと考えることは何であり、反対概念である非正常はどこから来るのかを考える契機になりました」

もちろん、従来のドラマで欠かせないクリシェ(常套句のような)要素が随所に登場し、陳腐な面もあった。

ヨンウの出生の秘密▽法務法人「ハンバダ」の訟務チーム職員「イ・ジュノ」(カン・テオ)とのロマンス▽先輩弁護士「チョン・ミョンソク」(カン・ギヨン)の胃がんステージ3判定――などが代表的だ。

それでもヨンウとジュノの関係は、純粋に表現され、多くの女性をときめかせた。

「自閉スペクトラムを持ったヨンウと恋愛も可能だろうか?という疑問もあったでしょう。『この世に不可能はない』ということをメディアを通じて見せてこそ、希望を持てるのではないかと思いました。必ずしもラブラインが個人の成長に必要なのかはわかりません。しかし、ヨンウは“自分だけでいっぱいになった世界”に生きてきたので、あなた(愛する人)という存在を知るようになることで内的に成長できる、そういうプロセスだと思いました」

写真提供=ENA©news1

既に制作会社「A STORY」は、ウ・ヨンウのシーズン制を確定している。パク・ウンビンは正式に提案を受けたことがないため、困惑している様子だった。

「難しい問題ではありますね。すでに親しまれてきたので、期待値は高く、要望もさらに多くなるでしょう。『果たして、さらに飛躍できる姿を見せることができるだろうか?』と考えています。今、確実に言えることはありません。エンディングでヨンウの姿が写真に撮られるように残って、そのまま『宝箱にしまってもらうのはどうか?』と思ったりします。撮影する時、本当に気持ちよく、ヨンウを送り出したかったですね。もし宝箱を再び開けてみろ、と言われたら、最初にヨンウに向き合った時よりも、さらに大きな決心が必要だと思います」

パク・ウンビンは子役出身だ。1996年、子供服モデルとしてデビュー。着実にキャリアを築き、いつの間にかデビュー26年が過ぎた。成人後、「青春時代」(シーズン1・2、2016~17)や「ストーブリーグ」(2019~20)などで注目された。

今回、ウ・ヨンウを通じてスター性まで兼ね備えることになった。

9月4日には、デビュー後初めてファンミーティングも開く。

「いつ、こんなに時間がたったのかわかりません。30歳を超えて、広く親しまれる作品に出会ったのは大きな幸運です。海外進出計画? ハリウッドに進出したい、とか大げさな夢はありません。まだ休息らしい休息ができず、次回作を検討できませんでした。それでも『ウ・ヨンウの次、どんな姿を(視聴者に)見せようか?』というのは大きな悩みではないんです」

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