ソウル・江南(カンナム)で先月、付近のクラブに行ったあと、激しい高熱と咳、鼻水、体調不良などの症状を訴える人が相次いだ。オンライン上では“江南疫病”と呼ばれている。野党「共に民主党」のシン・ヒョンヨン議員室が地元当局に確認して判明した。地元当局と防疫当局の対応が不十分だという指摘も出ている。
先月初旬から、オンライン上では「江南一帯のクラブに行ったあと、高熱と咳、鼻水、疲労感などの症状が生じた」という書き込みが相次ぎ、“江南疫病”と呼ばれた。
一部の専門家はレジオネラ菌の可能性を主張した。レジオネラの症状はインフルエンザや肺炎の症状と似ている。通常、冷却塔水や浴槽水の温水施設など、暖かくて汚染された水中のレジオネラ菌が、飛沫の形で呼吸器から体内に入り感染する。
ソウル市が調査に乗り出し、江南区と瑞草区一帯のクラブ7カ所で検体40個程度を回収、ソウル市保健環境研究院にレジオネラ菌検査を依頼した。だが、レジオネラ菌は検出されなかった。
ソウル市はレジオネラ菌だけを調査し、他の病原体関連については検査をしなかったため、現状では原因は明らかにされていない。
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