2024 年 11月 2日 (土)
ホーム経済流通「これ以上は耐えられない」…韓国ビール・焼酎価格の連鎖引き上げの内情

「これ以上は耐えられない」…韓国ビール・焼酎価格の連鎖引き上げの内情

(c)news1

韓国政府の値上げ自粛要請で価格を抑えてきた酒類メーカーが頭を悩ませている。OBビールとハイト真露が「これ以上耐えられない」としてビール・焼酎価格を引き上げたことで、連鎖反応が避けられない気配だ。

ハイト真露は10月31日、焼酎・ビール価格引き上げ計画を発表した。9日からチャミスルフレッシュとチャミスルオリジナルの出庫価格を6.95%引き上げる。

酒類業者らはこれまでアルコール価格の引き上げで原価が上昇しても耐えてきたが、限界に来たという立場だ。

国内でアルコール10社の販売を担当する大韓酒精販売は昨年、10年ぶりの値上げに踏み切り、今年4月にも9.8%引き上げた。

かつてはアルコール価格が上がれば、酒類メーカーもこれに伴って値上げしたが、ビールと同様に物価安定のため保留していた。しかし、瓶のふたや空き瓶の価格まで上がり、原価負担が大きくなった。

ビール価格も同様で、OBビールは先月、カスなど主要ビール製品の工場出庫価格を平均6.9%引き上げると発表した。4月にビール税が30.5ウォン(約3.4円)上がった際に出庫価格引き上げを検討したが、政府の要請を受けてこらえたからだ。

ハイト真露もケリー、テラなどビール出庫価格を平均6.8%引き上げる計画を明らかにしている。

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