2024 年 12月 14日 (土)
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XRハードウェア、メタバース新世界に向かう「トンネル」 (下)

LetinARのピンミラー方式ARグラスで拡張現実に接する様子(写真=LetinAR)

◇グーグル・MSを超えた韓国製ARレンズ

LetinARはARグラスに入る光学ソリューションを保有している企業だ。LetinARの「ピンミラー」方式レンズは針穴写真機の原理を利用して既存のAR光学系よりさらに広い視野角をより小さな体積で見せることができる。重くて不便なARグラスの代わりに、日常でメガネのように着用できるデバイスだ。

特に、LetinARのARレンズは、従来のグーグルグラスやマイクロソフト製品も解決できなかった縦視野角の問題を解決したと評価されている。従来は23度程度に過ぎなかった縦視野角が、LetinAR製品では40度に広がり、スマートグラス性能を73%ほど引き上げたという説明だ。

LetinARはこのような技術力を認められ、CES2022革新賞を受賞した。既存のネイバーなど国内外の投資先から誘致した累積金額は148億ウォンに達する。昨年から世界で初めて超軽量両眼プラスチック素材のAR光学系の大量生産に成功し、市場から好評を得ている。

Lucyを着用したまま脳認知能力を評価する姿(写真=Looxid Labs)

◇脳波・瞳孔チェックし、認知症予防から集中力管理まで

Looxid LabsのLucyは脳波測定技術とVRを組み合わせて作ったメンタルケアソリューションだ。機器を着用し、専門医療陣とVRゲームを楽しむ間、ユーザーの行動と脳波、眼球運動などの神経生理学的反応を捉え分析する。これによって使用者の認知機能を評価することで、認知症などの危険がある高齢者を早期に発見し、健康管理に役立つシステムである。

Lucyはタブレットと無線VRヘッドセットなどからなっており、病院に行かなくても認知能力測定を可能にする。患者が自分で血圧や体温を測るように脳認知能力を測定できるようになるわけだ。

Lucyは認知症予防だけのための製品ではない。競技力や集中力管理が必要な運動選手、ADHD(注意力欠乏過多行動障害)傾向を見せる青少年や成人も、どんな脳なのか、危険が発生しているのかを追跡して分析することができる。眼球の動きと脳波を調べて収集したデータをクラウドに送信し、これを分析して適切なセラピーソリューションを提供することができる。

©MONEYTODAY

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