3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表チームの選手3人が、大会期間中に酒を飲んでいたことが韓国国内で報じられ、批判が集まっている。韓国野球委員会(KBO)の調査に対し、3人は事実関係を認めたという。KBOは3人の処分の有無について検討している。
韓国の一部メディアは、WBCの1次リーグが開催された東京で、代表チームの一部選手がオーストラリア戦(3月9日)▽日本戦(3月10日)を控えて、現地の風俗店で酒を飲んだ。飲酒は試合当日の未明まで続いた――などと報じた。
WBCでは、韓国代表チームはオーストラリアに7対8で敗れ、日本戦は4対13と大敗。その結果、韓国は1次リーグで敗退し、韓国国内には落胆が広がっていた。この状況のなか、代表選手が大事な試合を控えて酒を飲んだという報道が出て、批判の声が巻き起こった。
KBOが調査した結果、3人は大会中に飲酒した▽場所は風俗店ではなくスナックバー▽大阪から東京に移動した3月7日と休息日前日の3月10日――などの事実関係を確認し、「オーストラリア戦と日本戦の前日ではない」と主張している。
また、KBOは残る25人についても調査し、「大会公式期間である3月13日の中国戦まで、遊興施設出入り事実がない」と伝えた。
KBOは、代表選手らの招集期間中の飲酒に関連して、特段の罰則規定を設けていない。一方で、代表選手としての名誉・品位を順守すべきだと定め、「社会的に物議をかもした者」に対して懲戒委員会にかけると明示されている。
KBOは「経緯を綿密に検討したうえ、今後の措置を決める」と説明している。
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