韓国の流通業界が、今年初の大型スポーツイベントであるワールドベースボールクラシック(WBC)で韓国代表の1次リーグ敗退が決まったことにしょげかえっている。6年ぶりのWBCを迎え、一斉にさまざまなプロモーションを展開したのに「特需」が期待外れに終わったからだ。
韓国は開幕序盤で豪州と日本に連敗した後、12日にチェコを破って初勝利を収めた。13日の中国との最終戦は打線が爆発して大勝したが、失点率でベスト8入りがかなわなかった。
昨年のサッカーワールドカップ(W杯)当時、コンビニ関連商品やチキン業界の売り上げはおおむね3桁の伸びを見せたが、今回は2桁にとどまった。
主要コンビニ4社の10日(日韓戦)、12日(韓-チェコ戦)関連商品の売り上げを、直前週の同じ曜日と比較した場合、最も高い伸び率を記録したのはGS25だった。
GS25酒類の売り上げは10日51.5%、12日41.1%、チキンの売り上げは52.2%、40.7%それぞれ増えた。ウイスキー伸び率は同チェーン独自の行事もあって10日88.9%、12日60.3%の伸びを見せた。
CUやセブンイレブン、イーマート24でもそれぞれの商品の売り上げ増加率は2桁にとどまった。
W杯のような特需を期待したチキン業界も虚脱している様子だ。10日の前週比売り上げ上昇率はbhcチキン18%、キョチョンチキン35%、BBQ53.5%だった
業界関係者は「韓日戦効果で金曜日の売り上げが小幅上昇したが、どうしてもW杯より関心度が低く、代表チームの成績も良くないため、大きな効果は見られなかった」と嘆いた。
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