2024 年 12月 9日 (月)
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Varjo共同創設者ウルホ・コントリ氏インタビュー(下)

Varjoのホームページよりキャプチャー©KOREA WAVE

――メタバースはどんな変化を導いていくのか。

コントリ氏 メタバースの核心は通信です。通信が向上すれば、ほぼすべてのセクターで役立つことが可能です。VR技術と、特にXR(拡張現実)技術の出現で、物理的な財貨の使用から、無形のデジタル財貨の使用への移行が急速に進行しています。これは物理的なモノを扱うほとんどの産業分野で根本的な影響を及ぼしています。

メタバースがすべてを瓦解させるということではありません。ただ、急激に改善されたことで、もはや過去の方式に戻ることはできないでしょう。教育分野を例にみると、実際の教育環境の正確なシミュレーション、反復練習、学習成果の改善などが可能になりました。いかなる場合でも、体験学習は理論学習よりも効果的だからです。

私は、メタバースの技術が今後5年以内には私たちの日常生活に浸透すると固く信じています。しかし、その時、メタバースがSF(空想科学)小説のような完全な形になるとは思っていません。行く道が遠いということも知っています。

――NFTブームをどのようにみるか。

コントリ氏 議論を始めるきっかけになるとは思います。だが、ブロックチェーンや、その他、非中央集権の技術が優れているとはいえ、現時点で本当にNFTがこれまでできなかったことを、他の方式で可能にするとは思えません。トークンの法的構成要素として、少なくとも著作権は含まれるべきであり、複製に対する制限と関連する権限も含まなければなりません。

――韓国のメタバース関連企業に助言するとしたら。

コントリ氏 韓国には多様なビジネスをする企業が数多くあります。没入型技術が、各分野でどのように機能していくかを学ぶことが重要です。今がまさに、その分野に投資を始めるに良い時期だと言いたいです。革新的企業がイノベーションを完成するには常に時間がかかりますが、市場では先取り優位の利点を生かし、ビジネスをリードしていくことが多いです。あまり待ちすぎると、他の企業にファーストムーバー(先行者)の利点を持って行かれてしまいます。韓国の企業は既に多くの領域で、ファーストムーバーになることができる力があると思います。

©MONEYTODAY

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