韓国のユン・ソンニョル（尹錫悦）大統領が今年1月、アラブ首長国連邦（UAE）を国賓として訪問した際に誘致した300億ドルの投資が円滑に推進されるよう、企画財政省内にこのほど、金融投資支援団が設置された。
同日施行された訓令「自律機構金融投資支援団の設置や運営に関する規定」には、UAEの対韓国投資が効率的に推進されるよう後押しする内容が盛り込まれた。
尹大統領は政府省庁の関係者にUAE投資が円滑に進むよう積極的に働きかけ、1月31日には省庁や民間の関係者からなる「UAE投資誘致後続措置点検会議」を直接主宰して関連事項を点検するなどしていた。支援団設置はこうした動きを受けたもの。
金融投資支援団は企財省内の対外経済局長の下にあり、UAEなど国との金融投資協力などの業務で閣僚（次官）を補佐。外国との金融投資協力促進のための総括的な政策樹立や制度企画・調整▽外国の国富ファンド運用現況把握や関連調査・分析▽UAE投資協力ネットワーク運営や管理――などに関する業務を担う。
運営できる期間は設置から6カ月で1回だけ延期が可能だ。目的を達成すれば直ちに廃止される。ただし政府当局者は「引き続き役割を果たす必要性が認められれば正式に編成されることもありうる」としている。
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