
韓国性平等家族省はこのほど、青少年のメディア依存に対応するため、専門家の意見を聴取した。依存が青少年の精神健康に悪影響を及ぼしており、制限措置が必要だという提言が出された。
同省と韓国青少年政策研究院は11月19日、2025年第4回青少年政策フォーラムを開催した。テーマは「青少年のメディア依存の現状と対応策」。同省は、最近ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やショートフォームコンテンツの利用が急増しており、それが青少年の精神健康に与える悪影響が大きくなっていると見ている。
最初に発表に立った情報通信政策研究院デジタルプラットフォーム経済研究室のキム・ヒョンス室長は「米国公衆衛生局の軍医総監の警告のように、SNSへの過度な依存が青少年の精神健康危機を引き起こす主な要因として示されている」と述べた。
また「プラットフォームにおいて過剰使用を誘導する機能をデフォルトで無効化し、青少年に悪影響を及ぼす可能性のある設計要素を制限する措置が必要だ」と提言した。
総合討論では、青少年の「デジタル・ウェルビーイング」のための改善策が示された。
韓国科学技術院(KAIST)のキム・ビョンピル教授は「青少年がAIチャットボットに過度に依存しないよう、実効性のある安全装置を開発・適用する必要がある」と強調した。
建国大学のファン・ヨンソク教授は「事後的な遮断ではなく、予防的な対応が重要だ」と述べ、「そのためには自動化された技術が必要だ」とした。
性平等省のチェ・ウンジュ青少年政策官は「AIが普及した時代において、青少年がデジタル環境の中で健やかに成長できるよう、政府と民間が協力して実効性のある支援策を模索する」と明らかにした。
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