
SNSを通じて知り合った男性たちから数億ウォン(数千万円)をだまし取ったとして、韓国の全州(チョンジュ)地裁は11日、詐欺などの罪に問われた被告の女(34)の控訴を棄却し、懲役4年の実刑とした1審判決を維持したことを明らかにした。
被告は2020年4月から2023年4月までの約3年間にわたり、被害者3人から150回以上にわたって総額3億1000万ウォン(約3500万円)をだまし取った罪に問われた。被害者は全員SNSを通じて女と知り合い、交際関係に発展した男性だった。
調べによると、被告は「罰金を納付しなければならないでの急いでお金が必要だ」「美容室で働いているから給料が入ったらすぐ返す」などとうそをつき、少ない時で10万ウォン(約1万1000円)、多い時には500万ウォン(約55万円)を送金させた。被告は受け取った金を借金返済や生活費に充てていたという。
1審判決は「SNSで知り合った男性たちの好意や同情心、あわれみに乗じた犯行は悪質だ」と判示。被告は刑が重すぎるとして控訴した。
控訴審判決は「被告は類似した手口で犯行を繰り返しており、だまし取った金額や手口を考慮すると罪は重い。被害回復もほとんどされていない」と理由を述べた。
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