韓国の光州(クァンジュ)地裁は4月29日、SNSで知り合った女性を「自分はがん患者だ」と述べ、お金をだまし取ったとして詐欺罪に問われた被告(25)に懲役1年8月を言い渡したと明らかにした。
判決によると、被告は2020年1月、被害者に「肝臓がんにかかったが、死ぬ前にやりたいことがある。お金を貸してくれれば必ず返す」と言って456万ウォン(1ウォン=約0.11円)をだまし取った。
しかし、被告はがんにかかっておらず、金を返す意思がなかったことがわかった。
また、被告は2022年4月にもSNSで連絡を取り合った別の女性から携帯電話を借り、ゲームの代金などを決済したという。
地裁は「短期間に多くの被害者をだました責任は重い。被害者が厳罰を望んでいる点などを考慮した」と述べた。
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