LINEがグローバル認知度を上げ、非代替性トークン(NFT)プラットフォーム市場で影響力を急速に拡大している。先頭走者である韓国ネット大手カカオが暗号資産(仮想通貨)ウォレット加入者200万人を突破するまで30カ月かかったが、LINEはベータサービスだけで3カ月で38万人の加入者を確保した。
LINEによると、ブロックチェーン専門子会社「LINE TECH PLUS(ラインテックプラス)」はNFT大衆化を目標とするグローバルプラットフォーム「ドシ(DOSI)」を昨年9月に180カ国にベータサービスとして発売した。以後、3カ月間、ウォレット加入者数は38万人を突破した。LINEBITMAX(ラインビットマックス)ウォレットの日本での加入者56万人を含めれば、全体ラインウォレット加入者数は100万人に迫る。
ドシウォレットにはこの1週間で10万人以上が加入し、月平均成長率は82%を記録するなど、成長がさらに速くなっている。
国別のドシウォレット加入割合は米国(27%)、インドネシア(26%)、ベトナム(18%)、韓国(10%)の順で多い。LINEBITMAXウォレット日本加入者56万人を含めると、日本のウォレットユーザーが最も多い。世界1億9000万人のアクティブユーザーを保有しているLINEメッセンジャーの影響力と分析される。
NFT取引現況によると、ベータ発売以後に販売された12個のコレクション・ラウンドのうち8個が完売した。完売の割合は72%だ。このうち「CJENMxLGC」プロジェクトは1次ホワイトリスト販売が1分で完売する成果を収めた。現在までユーザー間(C2C)取引件数は3万5000回を超えている。
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