韓国LG電子が太陽光パネル事業に続き、車両用インフォテインメント運営体の一種である「WebOSオート」事業も終了することにした。限られた資源を適材適所に活用するという「選択と集中」の経営方針によるものとみられる。
業界関係者によると、LG電子は昨年3月、グローバルソフトウェア企業ルックソフトと共同で設立したジョイントベンチャー「アルート」を清算することにしたという。
WebOSオートは、自動車インフォテインメントシステムを駆動するソフトウェアで、 一種の運営体制だ。LG電子は、リナックス運営体制基盤のWebOSオートを開発し、2020年初めに初公開し、次世代ビジネスに育成するという方針だった。しかし、アンドロイドやリナックスOSを基盤とするシステムへの需要が急増し、WebOSオートのような新規プラットフォームへの潜在的事業機会の予測が次第に悪化したという評価が出ている。
LG電子は、多数の完成車メーカーとWebOSオートに対するPoC(技術検証)を進めてきたが、最近の市場環境の変化による資源投入の効率性の再考を通じて、早期に事業を終了することにしたと明らかにした。
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