2024 年 11月 25日 (月)
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[KWレポート] “韓国破産”25年後の実情 (6) 高金利で個人破産再現か

3日、ソウル市内のある公認仲介事務所に各種物件が掲載されている(c)NEWSIS

韓国では新年に入っても金融会社の貸出金利引き上げの流れが止まらない。業界では今年上半期まで基準金利の引き上げが続き、脆弱借主のリスクが拡大するものと予想している。

金融業界筋によると、KB国民、新韓、ハナ、ウリィ、NH農協など5大都市銀行の住宅担保貸出変動金利は、今年の初営業日である今月2日は年5.27~8.12%だった。住宅担保貸出の変動金利は昨年末に7%後半台だったが、今年は初めから8%をはるかに上回った。

住宅ローンの固定金利(混合型)は4.82~6.875%だった。韓国独特の家賃制度「チョンセ」(入居時にまとまった額の保証金を家主に支払う方式)の資金貸出(新規コフィックス、COFIX)は4.95~7.368%、信用貸出(金融債6カ月)は5.893%~7.32%だった。

昨年の初営業日である2022年1月3日は住宅担保貸出変動金利が3.57~5.07%だった。1年後、金利は3.05ポイント急騰したのだ。

この期間、住宅担保貸出の固定金利は3.61~5.31%から1.565ポイント上がった。チョンセ貸出は3.399~4.799%から2.569ポイント、信用貸出は3.387~5.40%から1.92ポイントそれぞれ急騰した。

◇中低信用者は2桁金利

現在、貸出商品別に7~8%台の金利は、市中銀行各社の内部信用等級1~3等級である高信用者借主基準だ。中低信用者の場合、すでに10%を超える2桁金利の適用を受けている。

貯蓄銀行とカード会社などでは一般的な貸出金利が15%水準に達する。新韓、サムスン、KB国民、現代、ロッテ、ウリィ、ハナカードの専業カード7社のカードローン平均金利は昨年11月末で年14.84%だった。7社のカードローンの平均金利が14%を超えたのは初めてだ。

平均金利が最も高いウリィカードは16.99%に達し、サムスンカード(15.97%)、新韓カード(14.68%)、KB国民カード(14.39%)、現代カード(13.99%)、ハナカード(13.94%)、ロッテカード(13.92%)の順だった。

リボルビングは、カードローンよりはるかに高い手数料率となっている。ウリィカードが18.40%で最も高く、ロッテカードが17.82%でその後に続いた。KB国民カード(17.70%)、現代カード(17.24%)、新韓カード(16.75%)、サムスンカード(15.38%)、ハナカード(14.32%)などの順だった。

平均は16.80%に達した。

リボルビングはクレジットカード決済金額の最大90%を信用点数の影響なしに来月に繰り越すことができる一種の貸出サービスだ。

(つづく)

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