2024 年 11月 21日 (木)
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[KWレポート] 気になります…韓国の「Z世代」 (3) 「選択と集中」消費

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韓国のZ世代(1990年代半ば~2000年代初め生まれ)の消費トレンドは「選択と集中」に要約される。「節約する人生」を追求する一方、より豊かな人生にしてくれると考えられる商品には果敢な投資も惜しまない。

また、彼らを集めるオフライン空間は「ローカル(家の前)」が中心だ。「ローカルインフルエンサー」と「0次空間」を積極的に活用する戦略が必要だ。

◇節約しながらも節約しない

ソウル市内でこのほど開かれた「2023 T-CON(Trend Conference)」の「Z世代が購入したもの」セッション。「テハク・ネイル(大学の明日)」20代研究所のチャン・ジソン責任研究員が紹介したのは、次世代の主要購買層に浮上するZ世代の消費トレンド――。

最近、Z世代の間では「支出0ウォン」に挑戦する「無支出チャレンジ」「貯蓄Vlog(動画ブログ)」などのコンテンツが拡散し、節約に努めるトレンドが広がっている。

だが、「無条件節約」よりは「選択と集中」の消費形態がZ世代のより適した説明だ。

例えば、Z世代がかっこいいと感じるファッションブランドである「マーティンキム」「インスタントファンク」「アンダーマイカー」など「似たようなブランドを消費する」彼らの性向によって支持されている。

Z世代の間ではウイスキー、ファインダイニング、おまかせなどのプレミアム消費もはやっている。いわゆる「ショートカットプレミアム(Short-cut Premium)」と関連がある。彼らは、このようなプレミアム文化を深く掘り下げて経験する過程で知識を拡大し、新しい成長の機会としている。

Z世代は、必要ではなくても情緒的な満足感を得られたり、より良い人生にしてくれたりするアイテムにも投資する傾向がある。実際、彼らが今後購買する意向のある生活家電製品の1位は、衣類管理機、2位はロボット掃除機だった。

◇ローカルインフルエンサー・0次空間活用

「テハク・ネイル」マーケティングコミュニケーションマネージャー、チョン・ホジュン氏は、注目すべきZ世代の遊びの最初の場所として「家の前」を挙げた。

代表的な例がコンビニだ。

「テハク・ネイル」20大研究所によると、今年、Z世代が最も熱く集まったオフライン空間が、コンビニだった。コンビニを利用するZ世代の間で、おのずと新商品アイテムの認知度が高まる。「SUPER MATCHA(スーパー抹茶)」「キャメルコーヒー」などがある。

世代を狙ったマーケティングでは「ローカルインフルエンサー」も有用だ。Z世代は話題の場所を検索する際、「ジェレバク」(インスタグラムのクリエイター)のようなローカルインフルエンサーの名前を積極的に活用する。

ローカルインフルエンサーとは、その地域に居住しながら素早く地域の話題の場所を利用してみて推薦したりする存在だ。Z世代は、彼らのコンテンツを「広告」ではなく「本当の情報」と認識する。

Z世代の遊びの必須コースは、ポップアップストアや、待つことが必要な話題の場所などだ。長い待ち時間に楽しめる周辺の場所(0次空間)を積極的に消費する。

チョン・ホジュン氏はこれを「0次空間」という新造語で紹介している。(おわり)

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