2024 年 12月 26日 (木)
ホーム特集KW レポート 韓国エンタメの象徴、HYBE本社の秘密と驚き (下)

[KWレポート] 韓国エンタメの象徴、HYBE本社の秘密と驚き (下)

HYBE19階の共用スペース/写真=HYBE提供

さらに1階上がると、HYBE社屋の「白眉」である最上階の共用スペースが広がった。

19階には「FORUM」と社内カフェ「フリッツ」、屋外庭園「コムブ」(COMB)がある。昼食を終えた社員たちが三々五々集まり、天井高4メートルの開放感あふれる空間で「フリッツ」のコーヒーを飲みながら談笑する姿が見られた。ここも四方が窓で開放感が抜群だ。

19階にあるフリッツ。社員に格安でコーヒーを提供(c)MONEYTODAY

◇「ビルの中の庭園」…6mの白樺を背景に、どこかで見たような光景?

電動カーテンでスペースを仕切り、ワークショップを開いたり、時にはアーティストたちがYouTubeやファンダム用コンテンツを撮影することもある場所だ。BTSのジンがここでかつて「ライブ配信」をしたこともあるようだ。

屋外庭園「comb(コーム)」には、長さ6メートルほどの白樺が200本あまり植えられており、龍山の都心の真ん中にいながら、まるで自然の中で休んでいるような錯覚に陥る場所だった。

HYBE屋外庭園comb(c)MONEYTODAY

なぜか既視感を覚えた。デジャヴだろうか、どこかで見たことのあるような空間だと思っていたら、ここはHYBE所属アイドルたちのお気に入りの撮影スポットだそうだ。BTSもここで一度はポーズをとったに違いない。どうりで!

ここでもアイドルとの偶然の出会いは実現しなかった。少し名残惜しい気持ちを抱きつつ、ポーズを決めてHYBE探訪の旅を締めくくった。

IT企業特有のクリーンでシンプルなデザインを備えたHYBE本社からは、単なるエンターテインメント会社を超え、世界最高のエンターテインメント・ライフスタイル・プラットフォーム企業を目指す意思が感じられた。

HYBE前のバス停広告板で記念撮影をする海外ファンたち(c)MONEYTODAY

ツアーを終えてロビーを出ると、海外のファン数人がK-POPの聖地を訪れた記念に写真を撮っていた。なんだか誇らしい気持ちになった。

寿命が短いと言われるエンターテインメント業界だが、今年デビュー11周年を迎えたBTSのように、10年、20年と活動するアイドルがもっとたくさん出てきてほしいと願わずにはいられなかった。

(c)MONEYTODAY

RELATED ARTICLES

Most Popular