2024 年 5月 27日 (月)
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[KWレポート] データが語る「コロナ時代の児童虐待」 (3)

「2桁台」急増の件数、「1桁」増だけの予算

最高裁の前でジョンインちゃん事件裁判に関する立場を表明する大韓児童虐待防止協会員のメンバー©news1

韓国の児童虐待申告件数は2020年と比べ、昨年は30%近く増加しています。家にとどまっていた子供たちが再び学校に通い始め、隠されていた児童虐待が明らかになったためとみられています。統計をもとに児童虐待の現状を探ってみました。(シリーズ3/4)

昨年、児童虐待の申告受付が対前年比約30%増えた。児童虐待の判断事例も20%以上増加した。新型コロナウイルスの感染拡大の状況下で、家の中だけに留まっていた子供たちが昨年から外に出始め、児童虐待の通報が爆発的に増えたとみることができる。児童虐待は着実に増えているが、関連予算の増加率はその速度に追いついていない。

韓国政府が国会に提出した2023年度の保健福祉省予算案によると「児童虐待予防および被害児童保護」予算の増加率は8.3%だ。今年は381億2800万ウォンだった関連予算が来年度予算案では413億500万ウォンとなった。同省は当初527億9900万ウォンを要求したが、すべて受け入れられなかった。

「児童虐待予防および被害児童保護」予算は児童保護専門機関の運営、拠点心理治療センターの運営などに活用する。政府は2023年に10の児童保護専門機関を新設する。予算案がそのまま認められれば、児童保護専門機関は来年105に増える。

児童福祉法によると、国は児童虐待予防事業を活性化するため、中央児童保護専門機関を置く。地方自治体は虐待を受けた児童の発見と保護、治療に対する迅速処理などのために地域児童保護専門機関を市、道または市、郡、区に1つ以上設置しなければならない。

児童虐待予算は他にも多様に配分される。「要保護児童グループホーム」と「虐待被害児童シェルター」設置などに活用する「要保護児童グループホーム運営支援」予算は来年、471億3100万ウォン編成された。今年(397億400万ウォン)より18.7%増えた。

虐待被害児童シェルターを訪問する保健福祉省幹部©news1

「虐待被害児童シェルター」は、児童虐待の再発の危険が高い場合に分離保護する場所だ。「シェルター」を来年は36カ所新設する予定となっている。2022年までに予定されている「シェルター」は141カ所だ。来年36カ所新設すれば計177カ所となる。

児童虐待予算は今年から整備された状況だ。昨年まで児童虐待予算は企画財政省の宝くじ基金と法務省の犯罪被害者保護基金などを活用していた。児童虐待の主務省庁である保険福祉省は、政策需要を直ちに反映することが難しかった。

政界でも児童虐待予算構造の問題点を認知し、今年から同省の一般会計で児童虐待予算を一元化した。しかし、現場では依然として児童虐待予算の大幅増額が必要だという声が上がっている。最近の児童虐待件数の増加も予算増加率より、はるかに高い水準だ。

与党「国民の力」のチェ・ヨンヒ議員は「児童虐待が発生するたびに、数多くの対策があふれる。だが、その場しのぎにすぎないという批判がある。児童虐待予防と根絶、事後管理がきちんとなされるためには、予算とシステムの積極的な後押しが必要だ」と強調した。

(つづく)

©MONEYTODAY

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