
K-POPをはじめとする韓国大衆音楽の評論活動で知られた音楽評論家、キム・ヨンデ氏が死去した。48歳。突然の訃報に音楽ファンや関係者の間に衝撃と深い悲しみが広がっている。
キム・ヨンデ氏の家族は12月25日、本人のSNSアカウントで公表した。死因は明らかにされていない。葬儀場はソウル市銅雀区の中央大学病院葬儀場に設けられている。告別式は27日、埋葬はソウル追慕公園で営まれる。
キム・ヨンデ氏は2001年に延世大学経営学科を卒業。1990年代半ばから音楽関連の執筆活動を始め、2006年から本格的に音楽評論家としての道を歩み始めた。その後、米国に渡り、ワシントン大学大学院で音楽人類学の博士号を取得。現地の音楽専門メディアにコラムを寄稿するなど、国際的にも活動の幅を広げた。
韓国に帰国後はK-POPを主軸に多様な音楽現象を分析・評論し、高い評価を受けた。また『ビルボード・ミュージック・アワード』『アメリカン・ミュージック・アワード』『グラミー賞』などの国内中継パネルとしても活躍し、韓国大衆音楽賞の選定委員も務めた。
キム・ヨンデ氏は最近まで精力的に活動しており、先月には著書『ザ・ソングライターズ(The Songwriters)』を出版。亡くなる直前までK-POPの本質と国際的意義を伝える活動を続けていた。
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