2024 年 10月 16日 (水)
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K-POP著作権“新興強者”がNFTで新事業

グループ「MAMAMOO」(c)news1

韓国のエンターテインメント業界で最近、“M&Aの新星”と位置づけられ、規模を拡大している企画会社がある。韓国の4人組女性グループ「MAMAMOO(ママム)」の所属事務所として知られている「RBW」だ。

RBWは昨年、女性グループ「OH MY GIRL(オーマイガール)」の所属事務所「WMエンターテイメント」を、今年初めには女性グループ「KARA(カラ)」の所属事務所「DSPメディア」を、それぞれ買収した。

攻撃的な買収合併(M&A)を通じて、RBWは音楽著作権の“新興強者”にのし上がった。RBWが著作権を保有する音源は4500曲に達し、アーティストのラインナップも大幅に増えた。

RBWは新事業として非代替性トークン(NFT)を掲げている。NFTはファンとアーティストをつなぐコミュニケーションのチャンネルであるとともに、コンテンツの無断複製を防ぐ手段でもあるためだ。アーティストや音源の知的財産権(IP)を保有する企業にとって、NFTは魅力的だ。

新事業に向けてRBWが選んだのは、K-POP音楽コンテンツNFTプラットフォーム企業で昨年9月設立の「メタビート(Meta Beat)」。RBWはメタビートに初期持分投資を断行し、筆頭株主になっている。メタビートはRBWの著作権を基礎に音源のNFT化を図っている。

その第一歩としてメタビートは15日、ファン参加型「Fan to Earn(F2E)」プラットフォームのベータサービスをグーグルプレイストアで発売、ファンが音源NFTの競売・取引に参加できるようにした。

(c)news1

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